Happy days
「………ふぅ。
おっけぇ、まかしとき。
俺が案内したるから」
そう言って俊は私の手を握ると、
ニカッと笑った。
そして俊は、私の手を握ったまま病室を出て、私を一つ上の階の部屋へと連れていってくれた。
―――――――――――――――
「…ここが、あいつん病室や」
そう言われて恐る恐る病室の入口を見る。
入口のプレートにはたしかに八神聖の名前が入れられていた。
「んじゃ、はいろか?」
「………うん」
私は小さく返事をした。
それを聞いた俊は私の前に立ち、
病室の扉を開けた。
「………聖?」
病室に入るなり、私は聖の名前を口にした。
しかし、返事はない。
代わりに返ってきたのは………
「し〜………!!
静かにしてください…!
お兄ちゃん今寝てますから…!」
声の主は私の知らない女の子だった。
おっけぇ、まかしとき。
俺が案内したるから」
そう言って俊は私の手を握ると、
ニカッと笑った。
そして俊は、私の手を握ったまま病室を出て、私を一つ上の階の部屋へと連れていってくれた。
―――――――――――――――
「…ここが、あいつん病室や」
そう言われて恐る恐る病室の入口を見る。
入口のプレートにはたしかに八神聖の名前が入れられていた。
「んじゃ、はいろか?」
「………うん」
私は小さく返事をした。
それを聞いた俊は私の前に立ち、
病室の扉を開けた。
「………聖?」
病室に入るなり、私は聖の名前を口にした。
しかし、返事はない。
代わりに返ってきたのは………
「し〜………!!
静かにしてください…!
お兄ちゃん今寝てますから…!」
声の主は私の知らない女の子だった。