Happy days
「私は事故について謝罪しろ、と言ってるわけではありません。


私は聖と………あなたの今後について話したいんです」




そこで私は頭を上げた。



『聖と私の今後について』




妙に頭に残るフレーズが私を不安にさせた。



私は緊張した面持ちで聖のお父さんを見た。







「………率直に言わせていただきます。


もう、息子には関わらないで下さい」




「………!」





その瞬間、私の目の前が真っ白になった。



体が硬直し、体の自由がきかなくなる。


自分の体が自分のものでないようになったのは初めてだった。
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