Happy days
トコトコ………



「……………」



トコトコ………



「……………」





「………ったく、なんでお前は
おれと話そうとしないんだ?」




隣で歩く聖が不機嫌そうな声で
聞いてきた。




「何か話す必要がある?」




負けじと私も不機嫌そうに
答えた。




「ある。おれが暇だ。」




「なっ………
んなこと知らないわよ!!!」




「お前はマネージャーだろ?
選手を支えるのも
マネージャーの仕事だ」







――ああ………自己中だ………



ってかそれは支えると
言っていいの?





私は深くため息をついた。







「あんたさえいなければ
マネージャーも楽しいのに……」




私がボソッと呟いた一言は
この性悪王子に聞こえていた
らしく………






「何か………言ったか?」






そう言って聖は
不適にニコリと微笑んだ。
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