Happy days
そしてやっと………



「着いたぁ!!!」




私達は石像の前にたどりついた。

石像は………




「ねぇ………
これって、犬?猫?」




私は石像を指差しながら
蓮君に聞いた。



だって………
見た目がなんかごっちゃに
混ざり合った感じだったし………





「…ん?
ああ…これ?
なんかこの土地の守り神らしいよ


たしか………
ドッキャだったかな?」




「へ、へぇ………」





――うわ………
完璧にドッグとキャットが
混ざってるよね………


ネーミングセンスない………





「よし、これでオッケー♪

んじゃ帰ろうっか?」




「うん!!!」








そして帰ろうとした………



その時だった。






ガサガサ!!





「ひゃっ!!!
な………何?」




「え………?


……………


ああ、多分風が吹いただけだよ」






――いや………
風、吹いてませんけど………





ガサガサ!!………ガサッ!!!





「き………キャ−−−−!!!」





私は思わず駆け出してしまった。





「ちょっ……皐月ちゃん!!?」
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