Happy days
「ハァ…ハァ…ハァ………」




私は恐怖を必死にこらえ
後ろを向いた。




「よかったぁ………
お化けとかじゃなくて………


さて、帰ろうっと………」





私は宿舎に戻ろうと足を動かした






………でも、






「あ………れ?
宿舎って………どっち?」





――しまった………
無我夢中で走ってきたから
帰り道が分かんなく
なっちゃった………





私は辺りを見渡した。


真っ暗で………
私の姿も見えなく
なりそうだった………






「うそ………でしょ?

蓮君は………?」






私は一気に恐怖に見舞われた。









――恐い………
恐いよ………
< 73 / 395 >

この作品をシェア

pagetop