Happy days
――…え?





「何もしなかったら………



誰かにとられちゃうかもよ?」





私の心臓は高鳴った。






「別に、私は………」






そうは言っても私は明らかに
動揺していた。

言葉が続かず、
のどの奥でつまった。





「知らないよ?
後悔しても」




冥はそう言うと立ち上がり、
部屋を出た。



おそらく、冥は蓮君と啓太君と…



聖のところへ行くのだろう………




バタン!………











私は一人で部屋に残った。
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