夜明けのこえ
“どうせ奪うなら…
半端には奪わないで”



それはナオが恋人として僕に言った、

ただ一つのコトバ。


だから僕は答えた。


“ナオには何一つ残さない”と。



心を溶かして、

肉を蹂躙し続けた。
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