甘い約束
「綾。」




「ん?何?」




「なんで綾は大樹が好きなの?」




あたしずるいよね・・・。




「うんーとね、一目ぼれかな。」




「そーなの?」




「うん、二年生の頃にね。いいなぁ、乃亜は。」




「なんで?」




「だって、山下と幼なじみでしょ。朝は毎日一緒の来てるんだし。」




「うん・・・。」




一目ぼれなんだ・・。




あたしはちっちゃい時からずっと好きだったんだよ。




大樹は忘れてると思うとおもうけど、あたしたちは結婚しようって約束したんだ。




もう、涙で目がかすんできたよ・・・。


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