甘い約束
★第6章
いじめが始まって数日たった日。




あたしは大樹と遊んだ。




楽しくって悲しいことは吹っ飛んじゃったよ。




さすが大樹だね。




「乃亜。」




「何?」




そう言うと、大樹はあたしの手になにかをのせた。




指輪だった。




「大樹、これ!」




「約束したもんな。絶対結婚しような。」




「うん!絶対だよ。」




嬉しい・・。




あたしは嬉すぎて涙が出てきた。




「泣くなよ、乃亜。」




そういうと、大樹はあたしの髪をくしゃくしゃっとなでた。




あたしは幸せ者だよ。




大樹、大好き。













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