【コラボ】答をください。
エピローグ
まだ卒業式をやっていない、ちょと前の出来事。


 ある日、友人がいきなり「ズバリ、恋愛とは?」って聞いてきた。

 そんな事を聞かれてもあんな事があった今の私に分かる訳がないじゃん。

 むしろコッチが聞きたいくらいだよ。

 でも私は自分の頭で必死に、自分の、自分らしい、自分だけの答えを探す。


 簡単だと思っていた“恋愛”が今はさっぱり分からない。

 恋愛って難しいんだね。

 一人一人、それぞれの想いがあるんだから、そう自分の思い通りにいかないって事は充分わかってたつもりだったけど…

 やっぱり、難しいなぁ。

 辛く、悲しく、寂しくなるくらい

 でも、それが“恋”をするっていう事…なのかな?

 相手に振り向いてもらいたい、そう必死になる事が恋なのかな?

 “恋をする事”

 なかなか難しいけど、幸せな時を過ごせちゃう。

 “恋愛をする事”

 もっと難しいけど、もっと幸せになれる。

 恋―――その人の事を考えるだけで一喜一憂する。これ本当だね。


「ちょっとだけでも会えたり、話せたりしただけで、凄く幸せになる事…かな?」


 これはやっと出した私流の答え。

 あなたの答えは自分で見つけなきゃね。

 でもやっぱり、人に答えを求めてしまうかもしれない。

 まぁそれはそれで良し。

 だって、私も誰かに答えを教えて欲しいもん。


 最後に一つ。

 恋に模範解答なんてないんだね。

 でも、答えは絶対あるんだね。



 あなたも自分流の恋の答えを探してみるのはどうでしょう?

 満足の出来る答えが出せるまで悩んで悩んで…

 そして最後にはきっと自分流の答えを見つけられるよ。




 『答をください。』はこれで終わり。

 私ともこれでお別れ。

 でもまた悩んでしまったら…またココに来てね。

 一緒に悩んで、考えようよ。

 いつまでも待ってるから―――。
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