風船

神谷君の隣の女の子が嬉しそうに声をかける。

「神谷君、何か困ったことがあったらいつでも言ってね!!」

彼の反応は…無い。

女の子は負けじと再度話かける。

「神谷君?」

「…うるさい」

彼はそう一言告げると席を立った。

…何あれ。

女の子はかなりショックを受けた顔をしている。
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