風船

授業開始のチャイムが鳴り咲は席に戻って行った。

いつものつまらない授業、

だんだん眠くなってくる…

その時斜め前から消しゴムが転がってきた。

斜め前を見ると神谷は辺りをきょろきょろと見回している。

あたしは消しゴムを拾い上げて彼の背中を叩いた。
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