先生、ずっと愛してる。

なかには、その日のうちにしちゃった子もいるけど…




そういうの、私には無理かな…




「キスは、保健室でしたっきり…」




「そうなんだ…彩音、すっごい大事にされてるね」




「うん…私の初めては先生にあげるって言ったんだ。また面倒だって言われると思ったんだけど…先生、うれしいって言ってくれたんだ」




梨華は、自分の事のように喜んでくれた。




「ねぇ、梨華は、もうしたんだよね？今の彼氏と。どんな感じだった？」




「んー…最初は、やっぱ痛かったけど…でも、すっごく幸せだったよ」




「そうなんだ…」




今は、先生と一緒に、手をつないで寝るだけで幸せだけど…




それ以上に、幸せを感じるのかな？




梨華と、朝方まで語り合ったせいか、お昼近くまで一緒に寝ていた。




「もう１１時じゃん！！寝過ぎた」




梨華の朝から、ハイテンションな声で飛び起きた。




「私、今日デートだから、もう行くね」




「うん…」




まだ、寝ぼけている私。




その時、携帯が鳴った。




先生だ！！




「おはよう」




「こんにちはの間違いやろ～」




やっぱり、好きな人の声って愛しいよね。




「梨華と朝まで語ってたから」




梨華は１人、慌ただしく帰る準備をしてる。




そんな梨華に、先生は電話を代わってと言う。