先生、ずっと愛してる。
「瀬名っち、何でいるのー?」




「暇だから運動」




その時、先生と目が合った。




「瀬名っち、彩音と一緒にいたいんじゃない?」




「そうかなぁ…」




私的には、中で仕事してて欲しいんだけど…




今日の体育は、選択制で、テニスとバドミントンとサッカーの中から1つ選ぶ事になった。




男子は、ほぼ全員、サッカーに決まってる。




「梨華、何やる?」




「んー、私は彩音と一緒だったら、何でもいいよ」




「じゃあ、バドミントン」




「よし!決まり」




多かったら、代わらないといけなかったけど、以外と少なくて、すんなり決まった。




女子は、ほとんどテニスに行ってる。




「彩音、瀬名っちテニスやってるよ?テニスじゃなくていいの?」




「うん、いい…」




だって…基本のフォームを後ろから引っ付いて教えてるんだよ?




そういうのって中田先生がやるもんじゃないの?




ずっと見てたら、きっと泣いてしまう…




だから唯一、体育館でやるバドミントンにしたんだ。




「上原、俺と勝負しない?」




梨華と打ち合いをやってたら、急に中田先生が勝負を持ちかけてきた。




「いいですけど…」




梨華を見ると『ぜひやって』って顔してるし…




言っときますけど私、バドミントンだけは負けない自信あるからね!!
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