先生、ずっと愛してる。
「中田が自慢気に俺に電話してきたんだよ…」




「何もしてないって!!信じてよ!!」




「信じられるかよ!!」




………ショックだった。




それ…本気で言ってる?




だったら、もう…




私達…終わりだね…




信じられなくなったら終わり…




ずっと、そう思ってたから。




「私より中田先生を信じるの?だったら…試してみれば?今すぐ私を抱いてみてよ!!」




こんな事を言う自分に驚いた。




でも、信じてもらえないなら…




こうするしかない。




先生は、私をすごい勢いで、私の部屋に連れて行った。




そして、投げつけるように、私をベッドに押し倒した。




「やめてよ…」




急に怖くなった。




こんなの…やっぱり嫌だよ。




こんなの…先生らしくない。




いくら止めてって言っても、聞いてはくれない。




いつもは優しいキスも荒々しい。




胸も痛いくらいに揉まれる。




「痛いよ…先生」




気づいたら、涙が溢れていた。




先生の手が、ようやく止まる。




「ゴメン。俺、どうかしてるよな。彩音が、そんな事するわけないって分かってるのに、信じてやれないなんて最低だよな?俺…少し頭冷やすわ…」
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