先生、ずっと愛してる。
甘い甘い…




大人のキス。




先生の舌が私の舌に絡まる。




溶けちゃいそうなくらい…




熱いキス。




そのまま、ベッドに倒された。




こんな展開になるとは思ってなかった。




先生のキスで、私の頭は回らない。




何も考えられない。




「……いいよ。抱いても」




私の上に乗ったままの先生と目が合う。




「すっげぇ、抱きたいけど…俺、彩音の事は大事にしたいから。もうちょい待って」




そんな事言われると…




また泣いちゃうよ…?




「うん…私も先生が大事」




本当に怖いくらい大事。




もう失いたくはない。




「じゃあ、そろそろ出るわ」




「うん。また明日」




そういえば…何で浴衣着てるの?




確か…ご飯までは着てなかったよね?




「先生…何で浴衣着てるの?私服だったよね?」




「だって、彩音とおそろいじゃん」




ヤバイ…




今の一言で、私の心臓は壊れそう。




「おやすみ。何かあったら、すぐ電話しろよ」




「うん。おやすみ」




先生が出て行っても、ただ呆然としていた。




マジで…幸せすぎるんですけど!!




胸元で光る先生にもらったネックレスを握り締める。




ずっと一緒にいられますように。
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