先生、ずっと愛してる。
「あのなぁ!!勝手に話しを進めるな!!彩音が高校を卒業するまでは子供は作らないからな!!」




ごもっともです…。




先生のお父さんとお母さん。




想像してた人とは少し違ったけど、すごくいい人だって思った。




かなり修羅場になって…無理矢理、別れさせられるんだとばかり思ってた。




世の中、悪い人ばっかりじゃないね。




どうして、こんなにいい人が校長先生なのに、先生達はああなんだろう…。




先生達が変われば、もっといい学校になるはずなのに…。




「まっ、現実はそうだよな。そんな事にでもなったら校長としても庇いきれないからな」




よかったぁ…。普通に校長先生だ。




結局、先生が折れて先生のご両親が泊まる事になった。




一応、私は帰るって言ったんだけど…先生が泊まって行けって言うから…




まぁ…泊まる事にしたら先生のご両親も喜んでくれたし。




でも…やっぱり、先生が1番喜んでくれた。




今日も朝まで、一緒にいられるなんて幸せだよ。




夜ご飯は、冬定番の鍋をする事にした。




水炊きだったら、冷蔵庫の中の残り物で簡単に出来るし。




「彩音ちゃん、手伝うわよ」




「いえ、大丈夫です。座ってらして下さい」




未来の旦那様のお母さんと一緒に肩を並べて料理をするのって、すごく憧れてたんだけど…




結婚してからのお楽しみという事で…。
< 230 / 258 >

この作品をシェア

pagetop