先生、ずっと愛してる。
でも、恋愛感情じゃなくて先生として好きになっただろうな。




きっと、向こうの学校では人気者になるはず。




「中田先生、カッコいいから向こうの学校でも、きっとモテモテだよ」




「彩音、中田の事…カッコいいって言った?俺以外の男は見るな。帰ったら…お仕置きだからな」




出ましたーー!!Sな先生。




もちろん、帰ってから、ベッドの中で激しくお仕置きされました…




「中田先生、変われると思う?」




「あいつなら変われるよ。彩音に、きちんと謝ったし。彩音と話しできてなかったら…そのままだったかもな」




「じゃあ…話してよかったのかな?」




「よかったんだろうな。ちゃんと笑ってたし」




「うん…」




あんなに嫌いで、早くいなくなればいいと思ってたのに…




いなくなると思ったら、ホッとすると言うか…今まで感じた事のない不思議な気持ちがする。




少し話しただけなのにね…




「先生…」




「ん?」




「どこにも行かないでね」




「行かないよ。ずっと彩音の側にいる」




そのためにも、バレないように慎重にならないと…




今から、先生は忙しくなるし会えなくても我慢するしかない。




卒業まで、あと少し。




頑張るしかない。
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