先生、ずっと愛してる。
卒業式
太陽が眩しすぎるぐらいの晴天。
でも桜は、まだ蕾のまま。
これから、花咲かせるんだろうね。
私達みたいに…
今日まで頑張った。挫けそうな時は、我慢せずに会いたいと言った。
そうやって、温もりの充電もしながら、今日のこの日を待ち望んでいた。
そう、今日は卒業式。
早く卒業したいと思ってたのに…いざ本当に卒業となると少し寂しい気もする。
「彩音ー!!」
「梨華!!」
ものすごい勢いで抱きつかれたため、倒れそうになった。
「あ~ん、寂しいよぉ…」
まだ式は始まってもいないのに梨華ったら、もう涙で顔がぐちゃぐちゃ。
梨華は、メイクの専門学校に行く事になった。
私は…まだ決めてない。
だから、今までみたいには会えない。
本当に卒業って、うれしいような悲しいような…
複雑な気持ち。
「まだ泣かないでよ~。せっかくのかわいい顔が台無しだよ」
「でも~寂しい!!」
「はいはい、分かったから」
教室に入ると、いつもの雰囲気とは少し違っていた。
写真を撮ってたり、泣いてる子がいたり。
「お~い、席つけ~」
先生……もいつもと違って、バッチリきまってる。
髪もワックスで今時の髪型にされてるし、スーツも見た事ないぐらいの立派なヤツ。
でも桜は、まだ蕾のまま。
これから、花咲かせるんだろうね。
私達みたいに…
今日まで頑張った。挫けそうな時は、我慢せずに会いたいと言った。
そうやって、温もりの充電もしながら、今日のこの日を待ち望んでいた。
そう、今日は卒業式。
早く卒業したいと思ってたのに…いざ本当に卒業となると少し寂しい気もする。
「彩音ー!!」
「梨華!!」
ものすごい勢いで抱きつかれたため、倒れそうになった。
「あ~ん、寂しいよぉ…」
まだ式は始まってもいないのに梨華ったら、もう涙で顔がぐちゃぐちゃ。
梨華は、メイクの専門学校に行く事になった。
私は…まだ決めてない。
だから、今までみたいには会えない。
本当に卒業って、うれしいような悲しいような…
複雑な気持ち。
「まだ泣かないでよ~。せっかくのかわいい顔が台無しだよ」
「でも~寂しい!!」
「はいはい、分かったから」
教室に入ると、いつもの雰囲気とは少し違っていた。
写真を撮ってたり、泣いてる子がいたり。
「お~い、席つけ~」
先生……もいつもと違って、バッチリきまってる。
髪もワックスで今時の髪型にされてるし、スーツも見た事ないぐらいの立派なヤツ。