先生、ずっと愛してる。
「どうやって説得したんですか?」




「1分で済ませますって…」




1分?? そんなの挨拶程度で終わっちゃうじゃん!!




私…きっとショックそうな顔してたんだろうね…。




「そんな顔すんなよ。冗談だよ! 冗談!! ちゃんと許可取ってきたから」




そう言って、私の頭を撫でる先生。




やばいよ…。




すごくうれしい…。




それから昨日のように目の前にプリントが並べられる。




これが終わらないと帰れないんだからやるしかない。




先生と2人で黙々とやった。やれば以外とできるもんだね…。絶対、今日中には無理だと思ったのに…。




時刻は19時。外は薄暗い程度。




「先生、梨華に電話してもいいですか?」




「見なかった事にする」




うちの学校、携帯は校内では一応禁止だから。




いつもの店で待ち合わせる事になった。




「送るよ。どこまで行けばいい?」




一応、1人で大丈夫って言ったんだけど『俺が心配だから』って…。




そう言われると思った。




先生の車の中は、やっぱり大人の臭いがする。




「先生の彼女って…どんな人ですか?」




そんなの聞いてどうするつもりなんだろう…。
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