先生、ずっと愛してる。
やっぱり寂しいな…。



1人ぼっちって…。




ソファーに寝転ぶ。最近はソファーで寝る事が多くなってきた。




1人だし、誰にも何も言われないから。




ふとテーブルに目をやると携帯が目に入る。



先生に…電話してみようかな…




迷惑かな…?




彼女と…一緒かな??



出てくれなかったらどうしよう…。




いろいろ考えたけど…



発信ボタン押しちゃった…。




「もしもし」




電話を持つ手が震える。




電話って…こんなに緊張するものだっけ?




「もしもし…誰だか分かります?」




「上原だろ? ちゃんと登録してるから分かるよ」




よかった…。ちゃんと登録してくれたんだね。




「どうした? 何かあったか?」




「いえ…ちょっと先生の声が聞きたくて」




って!!!




私…何言ってんだろう…。




「…やっぱ上原、かわいい!!」




電話なのに顔通り越して耳まで真っ赤だよ…



よかった…。先生に見えてなくて。




「あんまりからかわないで下さい」




「からかってるつもりはないんだけどな」




それって…。生徒としてって事だよね?
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