先生、ずっと愛してる。
朝の眩しい太陽の光で目が覚めた。




頭がズキズキする…




昨日、泣きすぎたからね。




鏡を見ると、目は腫れてるし、メイクもそのままでお風呂にも入らないで寝たから肌はカサカサしてるしひどい顔。




時計を見ると8時を過ぎていた。




学校、行きたくないな…




「休もうかな…どうせ遅刻だし」




1人暮らしって、全部独り言になっちゃうね。




でも、学校休んでも何も言われないし、泣いてても何も言われないから逆に楽かも。




たまに誰かに話しを聞いて欲しかったり、側にいて欲しい時もあるけど…




こればっかりは仕方のない事。




ふと携帯を見ると、充電が切れてしまっていた。




「もう…どうでもいいや」




勉強が遅れても、サボってるのがバレても先生にどう思われようともうどうでもいい。




先生に会えなくてもいい。




今は何もかもがどうでもよくなってきた。




誰も、私の事なんて気にもしてないんだろうな。




梨華はすごく心配してるだろうな。




ゴメンね…。今は何も考えたくない。




いつの間にか眠ってしまっていた。




どのくらい寝たんだろう。




激しいチャイムの音で目が覚めた。
< 63 / 258 >

この作品をシェア

pagetop