先生、ずっと愛してる。
着信履歴とメールを見てみると…




梨華の名前よりも先生の名前の方がたくさん残ってる。




本当に心配してくれたんだね…




それから、すぐ梨華に電話をした。




『連絡ぐらいして!』ってかなり怒られた。




怒ってくれる親友がいるってすごく幸せな事だよね。




「瀬名っちねぇ、私たちより彩音の方が大事だったみたい。授業なんか自習だったし」




「ゴメンね、もう大丈夫だから」




梨華に全部話した。梨華も一緒になって泣いてくれた。




『辛いね』って…




好きだけど…あきらめなきゃいけない恋もあるんだって何度もそう思ったけど…




あきらめられなかった…




「私、後悔しないように頑張るね」




これが、私の今の精一杯の気持ち。




「どんな事があっても応援するね」




梨華が言ってくれた。




きっと、1人じゃ頑張れなかったかもしれない。




でも、誰かに背中を押されたら、頑張れそうな気がしたんだ…




先生…




もしも、最後まで先生を好きでいれたら…




抱きしめてくれますか?




私、自信あるよ…?




もう、きっと…




先生しか好きになれないから。
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