先生、ずっと愛してる。
「もう遅いから、送っていくよ」




「あっ…今日はちょっと寄る所があるんで…」




さすがに何だか気まずいよね…




「そうか…あんまり遅くならないうちに帰るんだぞ」




いつもなら『俺が心配だから』って強引に送っていくのに…




やっぱり先生も気まずいのかな?




この時、送ってもらえばよかったと後悔する事になろうとはまだ知らない。




外に出ると、辺りはもう真っ暗。




大丈夫…。夜道には慣れてるから。




そう自分に言い聞かせる。




慣れてるっていっても…さすがに怖いな。




途中、街灯もない真っ暗な道がある。




どうしても、そこを通らないと家に帰れない。




梨華に電話しながら通ろう…




そう思って、携帯を探そうとした時…




後ろから足音が聞こえた。




きっと、帰る方向が同じだけだよね…。




体中に冷や汗が流れるのを感じた。




私が止まると、足音もピタリと止まる。




全神経が後ろに集中してる。




ヤバイ…。




そう思った時は、もう走り出していた。




怖い!!




怖い!!!




怖い!!!!




誰か助けて!!!!!
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