先生、ずっと愛してる。
「水谷先輩が?」




そうだ…どこかで見た事があると思ったら…




私、水谷先輩に告白されたんだっけ。




まさか、あの水谷先輩が、こんな事をするとは思わなかった。




いかにも、女には困らなそうな感じなのに…




「彩音の事、本気で好きだったらしい。簡単にフラれたから、その腹いせだったみたいだな」




見た感じ、プライド高そうだったもんね。




「水谷先輩、どうなるんですか?」




「この事は、学校にも話はいっただろうから、停学だけじゃすまないかもしれない」




「そんな…あと1年もしないうちに卒業なのに…」




私のせい…だよね?




でも…水谷先輩の気持ちを受け入れる事はできなかった。




「お前が気にする事じゃない。後は校長がどう判断するかだな」




「でも…」




「大丈夫だよ。俺がいるだろ?お前はもう1人じゃないから…」




先生…




私…先生の事…




好きになってよかった。




出会えてよかった。




それから、先生と手をつないで眠った。




もちろん、先生は帰るって言ったんだけど、私が無理に泊まらせた。




その日は、久しぶりに夢も見ないで眠る事ができた。
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