先生、ずっと愛してる。
「確信したのは、瀬名っちが担任になってからかな。瀬名っちの彩音を見る目は、生徒を見る目じゃなかったし」




梨華って、よく見てるよね。




でも、それって…バレるのも時間の問題って事?




もし、バレたら…先生はこの学校からいなくなっちゃうんだよね?




それに私も…




そんなの嫌だよ…




先生の生徒として、笑って卒業したい。




先生と離れるなんて…嫌。




「そうかぁ?」




そう言って、笑ってる先生。




何で…そんなに余裕なの?




「そうだよ!だから彩音を室長にしたんじゃん。そうでもしなきゃ、いくら担任でもあんまり一緒にいられないでしょ?じゃなきゃ、親友を室長なんかにするわけないじゃん」




そういえば…室長決めの時、何か企んでる顔してたっけ。




そういう事か…




「彩音がうんって言うとは思わなかったけどね」




あれは…先生のホストスマイルにやられた…なんて言えるわけない。




「何でやろうと思ったの?」




ほら、また…




いくら両想いになっても、その笑顔には弱い…。




「な…なんとなく」




「なんとなくかよ。まっ、いっか!」




そう言って、私の頭を撫でる先生。




幸せだよ。




この幸せが、いつまでも続いて欲しい。
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