空からのメッセージ
晴れ
今日は晴れ。
きっと私がお世話になった空も、
今日は笑っているんだろう。

私が立ち直れた・・・。
唯一の助け・・・。
みんな・・・。
何だと思う?!
・・・先生。
・・・親。
・・・友達。

全部違うよ。


だって私はすべてを失った、人間だったから。
そんなのとっくの前から失っている。

生まれたときから・・・。
親はもう・・・・・・・・・・・
いなかったから。

その日・・・。
私の生まれたその日・・・。
母は、お酒を飲んでいた・・・。
父は薬をやっていた。
そんな親の仲で生まれ育った私。

生まれてくるとき。
親のせいで私は早産になってうまれた。
お酒のせいで体は小さく、頭の中は
あまり発達しなかった。

そのまま・・・。
私の体には、大きな障害が残った。
大きな障害だけは残ったけど、
親はいなくなった。
「障害のある子なんて面倒。」
私を産んで2週間のことだった。

結局私は真の親じゃない、叔母夫婦に育てられた。

そしてそのままずっと養護施設。

なに・・・。
このくだらない人生。
なに・・・。
この変なうねうねになった複雑な家族。

ばらばら・・・。
私の体も・・・。
心もばらばら・・・。

わたし・・・。
3年生の物心がつくまで、
叔母夫婦を本当の父母。
養護施設を幼稚園、小学校。
って信じていた。

神様・・・。
私の命を授けた父母って誰ですか?!

これが私の空からメッセージをもらった
理由。



< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop