天の川の涙
しかし、何故自分がその計画から外されているのか不思議でならなかった佐之助は悟られぬよう一人で内情を探る事にした。

佐之助は、まず自分より下の者に探りを入れた。

かまをかけたり、盗み聞きをしてみたりもしたが、全く知っているそぶりはなく“事”は上の者達だけで進められている事を確信した。

上の者達だけで行うとなれば、側近である自分が知らないのはやはりおかしいと思った。



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