天の川の涙
汐羅には、他にもやらなければいけない事はたくさんあった。

心の中にある疑惑をはっきりとさせる為に、艶子と二人で今まである事について調べていたのだ。

稽古もそのある事の為に内密に行っており、誰にも気付かれてはいけない。

そうでなければ、今まで内密に動いていた意味がない上に相手に悟られてしまう。

確信へと変わりつつはあったが、絶対ではなかった。

だからこそ、確信し絶対の自信が必要だった。

いや、絶対でなければ行動に移してはいけない。


そうしなければ、ただの―――



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