上等!!
「天野さん、こんにちは…あたし、屑姫舞(クズキマイ)っていいます…」
屑姫舞と名乗るこの女は、小柄で美形な顔立ちだが、真面目そうな感じだ。グレた、とかそんな感じは一切しない。
「ふん、舞か」
「はい!!あたし…天野さんに憧れて…悪戸女組に入りたいと思ったんです」
「アタシ?」
「はい…あたしを入れて下さい」
舞の視線は痛いほど真剣で、真っ直ぐだった。
「…舞」
「は、はい…?」
「これからはアタシを姉御と呼びな!!」
「はい!!」
「アタシに着いて来い!!」
「はい!!」
やはり返事は真面目だった。が、それなりに頑張っていた。