上等!!

それから、美希も何とか学校に来て語るし、舞もアタシに頑張って着いて来た。麗羅だって南高に負けない様に特訓していた。

そして―…

ついに決戦の時が来た。

アタシ達、北高悪斗女組は美希以外の全員が揃った。

「よし、てめえら…やってやんぞ!!」
「おう!!」
「符亜威斗ぉ!!」
「おーー!!」

ガラッ

アタシが先頭に立ち、南高の東倉庫の扉を勢いよく開けた。そして、

「北高悪斗女組が来たぜ!!さぁ、ドンパチ始めようぢゃねーかぁ!!」

アタシが叫んだ。
すると、

「ようこそ、北高悪斗女組。遠路はるばる、ご苦労様で御座います」

倉庫の奥から和風かぶれな丁寧な声が聞こえてきた。

「てめえが…南高の頭か…」

つかつかと着物みたいな服を着た、和風かぶれの女が歩いて来た。

「えぇ。そなたが北高の頭…でありますね?」
「そーだぜ?」
「くす…それでは、御望み通り…始めましょうか」
「行くぞ、てめえらぁ!!」
「おす!!」
「くす…」

< 19 / 23 >

この作品をシェア

pagetop