上等!!
一斉にアタシ達、北高悪斗女組は飛び出して行った。もちろん、南高の奴らも飛び出して来てやりあっている。
「オラァ!!」
ドカッ!!
「クソがぁ!!」
バキッ!!
鈍い音と威勢のいい声が、倉庫いっぱいに響きわたる。
(いいぞ…!!北高がおしてる!!勝てるかもしれないぞ…!!)
アタシはそう思って南高の頭を見た。
「!!」
なんと、南高の頭は一人でくすくすと笑って見ているだけだった…!!アタシは流石にキレて、
「てめえ、頭はってるクセによお!!ドンパチやる勇気もねーのかよ!?」
と、叫んだ。
しかし、やはり相手の頭は一人でくすくす笑っているだけだった。
だからアタシは、それに向かって突っ込んで行った。
「てめえ、ナメんぢゃねー!!」
「くす…」
ガッ!!
(な…!?)