あたしの神様



さよなら、ばいばい。

でもあたしは郁を忘れたわけじゃない。





薬指にはめた、ブラッドストーンをあたしはそっと撫でた。


見渡せば、熱心に発表に聞き入っている郁美の横顔が見えた。







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