ラブ★アタック
「ゆ、ゆ…夢?
これ、乗るの?」
震えた声で
アキが聞いてくる
そりゃ
こんな奴に乗ったら
狭いだろうし、
息苦しそうだし、
臭そうだし
なにより
痴漢とか
あっちゃうんじゃない?
私だって
乗りたくないよー
でも
「それしかないでしょ!」
強気な口調でアキに返事する私。
だって乗るしかないじゃん?
新入生説明会、
早々に
遅刻するより
満員電車に乗った方が
何倍もマシだもん!!
「夢っ!!
ガッツあるね〜?」
「でしょ〜っ?♪」
私は自信満々に答える
、