先生が好き。
「とりあえず、あたしの部屋なら
机あるし、勉強できると思うから、
そこでやろっか!」


「ああ」


「えっと、あの部屋だよ」


「おう」



部屋せまいとか言いやがったくせに…

どでけーじゃん。



「先に勉強してて?」


「あ?」


「コーヒーでいい?」


「ああ、いいよ」


「持ってくるね」



部屋から出て行こうとする夏輝の

綺麗な細い腕をふいにつかむ。


「え?」
< 37 / 63 >

この作品をシェア

pagetop