君が為に日は昇る
想いが止まらない。心臓が痛い。


知ってしまったから。彼への気持ちを。


想いを告げられる日は来るのだろうか。


いつかこの想いを。


扉が開き、光が差し込む。


「お雪!お稲婆!街へ行くぞ!すぐに準備してくれ!」


いつか告げられるのだろうか。


━大丈夫だよお雪。夜太もきっとあんたの事を…。





━君が為に日は昇る━
『幕間、秘めた想い』
━終━
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