＊星空に祈りを＊

レンとしゃべっていた美沙がいきなりあたしの方を向き小声で耳元に言ってきた…。

「ねぇ早紀。ちょうかっこいいじゃない！！」

なんて言ってきた。
その言葉にあたしはまた顔が赤くなった。

(やっぱり誰が見てもレンってかっこいいんだっ…////)

「うん…////」

としか言えなくて。

ひそひそ話していると雅人が話に入ってきた。


「ってか。早紀お前よかったな。新しい彼氏ができて。ようやく翔太の事吹っ切れたんだなぁ～！」

あたしは固まった。

「……えっ……。」

笑顔でよかったよかったと言う雅人にすかさず美沙が言う…。

「…！！！ちょっ！！雅人っ！？だ駄目っ！！」

慌てた美沙。

「えっ！！うわっやべっ！？まだあれだったのか！？」

雅人もヤバいって表情で慌てた…。

「あっ！！ばっ馬鹿っ！！」

美沙が雅人の口を手で塞ぐ。

気まずそうに罰が悪そうに美沙が謝ってきた。

「あっ…早紀??気にしないで？雅人ばかだから…。」

美沙の言葉に続いて雅人が言う。

「あっ、ごっごめんな？俺バカだから…早紀マジごめんっ！！」

あたしの思考は停止していて…

“翔太”って名前を聞いた瞬間に一気に落ち込んだのが自分でもよく分かる。