＊星空に祈りを＊
レンと２人きりで歩いてスーパーに向かう。

今日は天気がよかったから夕方の天気もよく夕日がとても綺麗。

「ねぇレン！レンの世界もあんなに夕日とか綺麗なの？」

夕日を指差し横にいるレンに聞いた。


「そうですねぇ…まぁ綺麗って言えば綺麗ですね。澄んでいて大きいですよ。」

夕日を懐かしむように魅入るレン。

目の前にある夕日は民家などで全部がはっきり見えているわけではないが真っ赤な色して沈もうとしている。

「へぇ～そうなんだ～！」


「えぇ。遠くにあるって感じではなくもっと近くにあるような感じですよ！手を伸ばせば触れるかなって思って伸ばしても届かないんですよね」


ははっと笑うレンになんだかあたしもつられて笑った。


「ははっ！なにそれぇ～そんなに近くにあるの？」


あたしは両手を後ろで組み少し前かがみになりレンを下から覗き込むようにして見た。


「ええ。すごく大きいんですよ。びっくりするくらいに近くに感じますよ！」


優しくあたしをレンが見下ろしている。
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