*星空に祈りを*
雅人は美沙を呼びひそひそ話をした。

「マズいって美沙…」

「?何がマズいのよっ」

「だから翔太に早紀を会わせない方が…」

「だから何でよっ!」

「い、いや…」

そんな話を2人がしていたら…

「…翔太…。」

早紀は見てしまった。翔太が女の子と手をつなぎながら仲良さそうに出てくる所を…
美沙もそんな光景を見てしまって

「…うっウソっ…!!」

雅人は顔に手を当て
「…だから言っただろ」

「雅人っ!知ってて黙ってたの!?」

「俺だってどうしていいかわからなかったんだよ!」

ギャーギャー言ってたら翔太がこっちに近づいてきた。

呆然と立ち尽くす早紀に翔太は気付いた。

立ち尽くす早紀に美沙が寄った。

「さ、早紀…」

「…翔太…?」

「…早紀…。来てたのか…?」

翔太も早紀の存在に気付き…

「…翔太…どういう事なの…?」

早紀は思わず翔太に聞いた。
すると翔太の隣にいた女が…

「ねぇ?翔太ぁこの子だれぇ?翔太の知り合い?」

そんな女の問いに翔太は

「ん?中学の時の同級生だよ。」

「ふ~んそうなんだぁ!あたしてっきり翔太の元カノかなんかだと思っちゃったぁ」

そんな女の言葉に美沙がすかさず反論した。

「ちょっとぉ!!元彼女なんかじゃないわよっ!早紀は翔太の彼女よっ!あんたこそ誰よっ!!」
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