＊星空に祈りを＊

翔太の隣の女は

「あたしは翔太の彼女よねぇ～翔太っ！ってか翔太こんな子と付き合ってたの？」

「別に付き合ってねぇよ俺の彼女はお前だけだろ？」

「そうよねっ★」

翔太の言葉に早紀は涙が出そうになった。そんな翔太に美沙が

「翔太っ！！早紀の事好きじゃなかったの！？」

「好きってかこんな女俺付き合ってもないしただの同級生ってだけだろ」

そんな翔太に雅人も

「おいっ！！翔太っ言い過ぎだろっ！？」

雅人が翔太の胸ぐらを掴んだ。

翔太のあまりに酷い言葉に早紀はその場で涙を流し座り込んだ。そんな早紀を美沙が抱き締めながら翔太を睨む。

「離せよ。俺お前らとは関わりたくねぇんだよ。もう俺に近寄るなよ。」

「「「……！！」」」」

３人は唖然としてしまった。
中学の頃の翔太とはあまりにも違いすぎて…
雅人もまさかここまでとは思わなかった。

「…しょ、翔太っ…もう早紀に近づかないで…っ！！…これ以上早紀を傷つけないで…っ！」

美沙は信じ難い翔太の言葉にこれ以上早紀を傷つけてはいけないと思った

「ふん。こっちこそお前らに近づかねぇから俺にも関わるな」

「…翔太…。」

早紀は震える声で翔太を見上げた。

「もう俺につきまとうな、うぜえんだよ」

「ふん。ねぇ翔太もう行こっ★」

鼻で笑いながら女が早紀を見下して翔太に抱きついて言った。

そして翔太と彼女はこの場を去った。