*星空に祈りを*
自分を優しく抱き締める翔太の温もりに切なかった…。

涙を優しく拭ってくれる手に…

「…早紀っ……」

翔太は優しく抱き締める腕に力を込め力いっぱい抱き締めた…。


翔太は一筋の涙を流した

力いっぱい抱き締められてるため早紀には翔太の涙はわからないけど胸いっぱいに翔太の切なさが早紀には伝わった…。

けれど早紀は翔太の背中に腕を回す事が…できなくて…


―とまどった―


翔太を抱き締めてあげたい…けど何故かいまの早紀にはできなくて…ただ翔太にされるがままだった。


翔太の切なさ…悲しみ…が体越しに早紀に伝わった。



そんな時……


「早紀―っ!!!!」


向こうから声が聞こえた
見たら…レン、美沙、雅人が急いで駆けつけた。


「……!!レン美沙、雅人っ?」


遠くから見える角度に3人は翔太が早紀に何かしてるように見えた。

抱き締められてる早紀を見て美沙は…

「翔太っ!!早紀に何してるのよっ!!」

近くに来た3人に翔太は早紀の耳元で何かをささやき…早紀を突き飛ばした…。

「…えっ…?」


突き飛ばされて地面にしりもちつく早紀に美沙が急いで傍に行った。
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