*星空に祈りを*
「翔太は…昔のままの優しい翔太…っなのっ…」

早紀は再び涙を流し続けた。

「お願いっ…翔太を責めない…っで…っ…」

泣き崩れる早紀にみんな戸惑った。

そんな中…翔太がみんなに向かって


「ったく…やってらんね―よっ。俺もう帰る。」


背を向け歩き出した。

ふと立ち止まって翔太は

「…早紀っ!さっきの事は…忘れてくれ……ごめんな。」


そう言い放ち翔太は帰った。


し―んと静まり返った。

早紀の泣き声だけが響いていた…。


「…っクス…翔太は…昔の翔太だった…の…っ…」


早紀の言葉に美沙が早紀の目を見て問う…


「昔の翔太?ねぇ早紀いったい何があったの?」


早紀は今、翔太とあった出来事を3人に話した。


***********

「そんな事が…あったんだ…信じられないわ…あの翔太が…」

美沙は驚きを隠せないでいた。


「…きっと…翔太は何かあったんだよ…ヒック…」

早紀は泣きながらみんなに訴えた。
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