カラフル・バニー
「いいよ。何時?」
「10時までに」
「じゃ帰ったらすぐ行く」
「分かった」
渚の態度があたしに対したのと、イチの対したのじゃ、あからさまに違うのが分かる。
イチはなんだかんだ言ったって、誰にでも優しい。渚が心を許すのも分かる気がする。
「渚はいい奴だよな」
渚の姿が見えなくなったあと、イチが唐突に口を開いた。
「え?」
「浬子もそう思わねぇ?」
「あー…うん。でも、あたしイチみたいに渚のことまだよく知らないし」
「何?さっきの会話で俺に妬いたわけ?渚愛、深ぇなー」
イチは本当に意味が分からない。
「違うよ」
「10時までに」
「じゃ帰ったらすぐ行く」
「分かった」
渚の態度があたしに対したのと、イチの対したのじゃ、あからさまに違うのが分かる。
イチはなんだかんだ言ったって、誰にでも優しい。渚が心を許すのも分かる気がする。
「渚はいい奴だよな」
渚の姿が見えなくなったあと、イチが唐突に口を開いた。
「え?」
「浬子もそう思わねぇ?」
「あー…うん。でも、あたしイチみたいに渚のことまだよく知らないし」
「何?さっきの会話で俺に妬いたわけ?渚愛、深ぇなー」
イチは本当に意味が分からない。
「違うよ」