カラフル・バニー
「いやぁ、少し殺意を抱いてだな」

そう言いながら満面の笑みを向けるさっちゃん。さっちゃんは怒らせたらものすごく怖い。


「い…行こうか。渚の家」

「当たり前だ。外に強制連行して引き裂いてやる」


さっちゃんが足早に渚の家にいこうとするので、付いて行くのが大変だった。

渚の家に入るとすぐに渚に直面した。


「何、入ってきてんだよ。つか、どうやって…」

「こうやってだ。このミジンコめ」

「あ?ケンカ売ってんのか?この、巨人」


さっちゃんと渚は思ったとおり相性が悪いみたいだ。


「まあまあ、落ち着いて。家に入れてくれたお礼にお茶入れるからさ!」

「頼んでねーよ」

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