カラフル・バニー
「肝試しなんか、今時やらないっつーの」
あたしなりの、精一杯の見栄を張ってみる。
「わからねーぞ?ウチの委員長さん、結構物好きだしな」
なんでそんな奴、委員長に推薦するんだよと、悪態をつく。
「ふーん。お前、あんな科学で認められてねーもん、苦手とか終わってね?」
「じゃあ渚は、幽霊が本当にいないって言うの!?」
「うわ、不細工な顔向けてんなよ」
「今、関係ないじゃん。それ!」
渚が笑う。またあの時みたいな、笑顔で。
「…なぁ、早智子。渚が人前であんなに笑ってるとこ、俺、見たことねーんだけど」
「私だってない。でも、いいんじゃないのかい?アイツもアイツで、楽しいんだよ」
「渚が楽しい…か。今までなかったんだよ、そういうこと。…少なくても、俺にはなかった。」
あたしなりの、精一杯の見栄を張ってみる。
「わからねーぞ?ウチの委員長さん、結構物好きだしな」
なんでそんな奴、委員長に推薦するんだよと、悪態をつく。
「ふーん。お前、あんな科学で認められてねーもん、苦手とか終わってね?」
「じゃあ渚は、幽霊が本当にいないって言うの!?」
「うわ、不細工な顔向けてんなよ」
「今、関係ないじゃん。それ!」
渚が笑う。またあの時みたいな、笑顔で。
「…なぁ、早智子。渚が人前であんなに笑ってるとこ、俺、見たことねーんだけど」
「私だってない。でも、いいんじゃないのかい?アイツもアイツで、楽しいんだよ」
「渚が楽しい…か。今までなかったんだよ、そういうこと。…少なくても、俺にはなかった。」