スリーズ・キーノート
2
友達は個性的だ。……いや僕じゃなく、母さんの。
古い友達だと言う男がたまに家に遊びに来る。その男は母さんの妹の旦那さん。僕にとってはおじさんだ。いっつも高そうなケーキを持ってその男は来る。
確かどっかの会社の社長とか言ってた気がするけど、本当かどうかは知らない。
ともかくその男は明るく、母さんと同い年だとは思えないぐらいの子供っぽさがあった。あのさあ、〜だよなあ、〜〜だと思わねえ?という感じの喋り方で、精神年齢は僕より低いんじゃないのかなあ、とか思ったり。
そんなんだから、母さんに対しては友達と言うより、姉を相手にしているように見えた。姉弟のような友達。実際義姉だけどさ。
男が来たら母さんも嬉しそうに茶を出すが、時たま二人で難しそうな顔をする時がある。
そして決まってこの台詞を言うんだ。
『……ごめんな。』
友達は個性的だ。……いや僕じゃなく、母さんの。
古い友達だと言う男がたまに家に遊びに来る。その男は母さんの妹の旦那さん。僕にとってはおじさんだ。いっつも高そうなケーキを持ってその男は来る。
確かどっかの会社の社長とか言ってた気がするけど、本当かどうかは知らない。
ともかくその男は明るく、母さんと同い年だとは思えないぐらいの子供っぽさがあった。あのさあ、〜だよなあ、〜〜だと思わねえ?という感じの喋り方で、精神年齢は僕より低いんじゃないのかなあ、とか思ったり。
そんなんだから、母さんに対しては友達と言うより、姉を相手にしているように見えた。姉弟のような友達。実際義姉だけどさ。
男が来たら母さんも嬉しそうに茶を出すが、時たま二人で難しそうな顔をする時がある。
そして決まってこの台詞を言うんだ。
『……ごめんな。』