溺愛 連載中
in 帰り道 Time 放課後
今日は入学式ともあってか給食を食べて帰るだけになった。
部活もないらしく、岡崎と久々に手をつないで帰ることにした。
「牧山、何お前ニヤニヤしてんの??」
「えッ?!」アタシはバッと口元を抑える。
「俺と一緒に帰るの・・・、うれしかったり??」アタシはみるみるうちに顔が真っ赤になる。
「あ・・・っと・・・。えっと・・・うん・・・・。」アタシは歩く足を止めて、岡崎を見つめると岡崎もつられて赤くなる。
「馬鹿、見るなッ!」岡崎はアタシの目に手を当てる。
「あの?岡崎、これじゃ前みえないんだけど・・・。」
「うん、お前に見つめられるとどきどきするから。」
「え・・・??」
ちゅっ・・・。
左手は手が握ってあって、目には右手、唇に感じるのは・・・??
アタシは前が見えない、だけどこの生暖かい感じが唇から伝わる。
短いけど長く感じられる、初めてのファーストキス。
その、キスが終わった後、すぐに目の前にあった手をどける。
岡崎の顔を見ると、赤くて・・・アタシと同じ気持ちなんだ。
「だから、見るなッ。」
「・・・純情ッ・・・。」
「はあッ?!」
「ウソだよ、アタシも同じ気持ちだから・・・。」
「「・・・・・・。」」ぷッ、と岡崎とアタシは笑いあって。
このまま、手をずっと繋いでいたかったよ。
Side
今日は入学式ともあってか給食を食べて帰るだけになった。
部活もないらしく、岡崎と久々に手をつないで帰ることにした。
「牧山、何お前ニヤニヤしてんの??」
「えッ?!」アタシはバッと口元を抑える。
「俺と一緒に帰るの・・・、うれしかったり??」アタシはみるみるうちに顔が真っ赤になる。
「あ・・・っと・・・。えっと・・・うん・・・・。」アタシは歩く足を止めて、岡崎を見つめると岡崎もつられて赤くなる。
「馬鹿、見るなッ!」岡崎はアタシの目に手を当てる。
「あの?岡崎、これじゃ前みえないんだけど・・・。」
「うん、お前に見つめられるとどきどきするから。」
「え・・・??」
ちゅっ・・・。
左手は手が握ってあって、目には右手、唇に感じるのは・・・??
アタシは前が見えない、だけどこの生暖かい感じが唇から伝わる。
短いけど長く感じられる、初めてのファーストキス。
その、キスが終わった後、すぐに目の前にあった手をどける。
岡崎の顔を見ると、赤くて・・・アタシと同じ気持ちなんだ。
「だから、見るなッ。」
「・・・純情ッ・・・。」
「はあッ?!」
「ウソだよ、アタシも同じ気持ちだから・・・。」
「「・・・・・・。」」ぷッ、と岡崎とアタシは笑いあって。
このまま、手をずっと繋いでいたかったよ。
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