溺愛 連載中

Time　放課後

「なんで、真理奈は明日遊ぶこと言ってくれなかったの？？」

「え、岡崎くんが言ったのかと思ってて・・・。」

「岡崎、めっちゃぎりぎりに言うんだもんッ！Wデートってなあ・・・。」

「いいじゃない、由紀。彼氏居ないんだし。」

「うん・・・。」アタシは気乗りしなかった。
アタシは真理奈と一緒に歩いて帰る。
校門にいくまではサッカー部と野球部が練習しているグラウンドを通って帰る。
そのときいつも真理奈はキャプテンの秋元くんと話してる。
そのときの真理奈は輝いて見えるんだよね・・・。

アタシも恋をしたら輝いて見えるのかな？

「あ、由紀じゃん。」ふと後ろから声をかけてきたのは圭だった。

「けけけ・・・、圭？！」

「どうせ、（何でいるの？）とか思ってるんだろ？」

うッ、図星・・・。

「俺ら、４月になったら中学生だし、サッカー部の見学に来たわけ。」

「あ、そうなんだ。あ、ほらあそこに居るのがキャプテンだよ、あいさつしてきなよ。」

「牧山、誰そのちっこいの。」

「あ？ちっこい「あー、この子アタシの幼なじみの吉野　圭って言うんだ！４月にサッカー部に入るらしいからよろしくね。」
アタシは圭が岡崎に喧嘩売らないように阻止をした。圭は不満げにアタシを睨む。

「ふーん、よろしくな。俺、岡崎　宗佑！副キャプテンな★！」

「ふ、副キャプテン？！馬「あー、圭そろそろ帰らない？暗いしさあ・・・。」

絶対、圭『馬鹿』って言おうとした！
岡崎は馬鹿でも一応、先輩なんだから喧嘩売らないでよ！

「まだ、見学してないんですけど？」圭は不満そうに言う。

「いいからッ！また今度見に来ればいいじゃん！真理奈ー、帰ろー！」

「ごっめん、由紀、先帰ってくれない？アタシは泉と一緒に帰るから！」
真理奈は手を合せてお願いサインを出している。

「あ、いいよいいよ。じゃあね★！」アタシは真理奈と別れて圭と帰った。