溺愛 連載中
in 由紀の部屋 Time 夜8時

「もー、圭ったらすぐ喧嘩するんだからッ!」

「俺がどーしたって?」イキナリアタシの部屋から出現する圭。

「あー!また勝手に窓から入ってくる!やめなよ、いくら幅が狭いからって下手したら怪我するよ!」

アタシと圭の家はお隣さんでアタシの部屋と圭の部屋は窓と窓がすれすれって言っても20cmはある。
2階だし、落ちたら怪我したりするかもだし・・・。

「へえ・・・。由紀は俺が落ちるとか思ってんの?だっさいへまするって思ってるんだあ。」圭は笑いながら切れるから怖い。しかも心の中読まれた!

「いや、そーいうわけじゃないんだけど・・・。あ、そうよ!今日、岡崎に喧嘩売ってたでしょ?!やめてよ、小学生と中学生が喧嘩してどーすんの!」

「はあ?だってあいつみるからにして馬鹿じゃん?」

「だーかーら!そーいうこと言わないの!」

「へいへー。明日、由紀、暇??」

「明日は岡崎たちとWデートするらしいよ。」

「なんだよするらしいって、てゆーかWデート?!」

「なんかサッカー部のキャプテンと真理奈が付き合ってて、岡崎とアタシは彼カノじゃないけどWデートってことで遊ぶんだって。」アタシはベットに腰を下ろした。

「・・・くなよ・・・。」

「・・・え?」

ドン!

アタシは圭に押し倒された。

「え、何?どうしたの?け「行くなって言ってんだよ!」圭は怒鳴る。

「な・・・、何で?」

「何だよ、この鈍感女!俺はお前と一緒にいるころから・・・ッ!!」
圭は顔を真っ赤にして、アタシの上から降りたと思ったらすぐに自分の部屋に帰ってしまった。

「ななな??どうしたのよ、圭・・・。」
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