溺愛 連載中
in 由紀の部屋 Time 朝9時

アタシは全然理由とかわかんないまま、次の日になっていた。

ぴぴぴぴぴぴ

ケータイのアラームが鳴って数分後、アタシはあくびをしながら起きた。
昨日はなかなか眠れなくて寝不足だった。
圭の言葉が気になって・・・。

「あ、準備しなくちゃ・・・。」アタシは眠気に負けないようにささっと準備をした。
もちろん、メイクもばっちり★

「いってきまーす。」
セミロングの髪を巻いたり、ふっわふわのワンピースまで着て結構力を入れて行った。

だって、初めて圭以外の男の子と遊ぶんだもん。
やっぱおしゃれしたほうがいいよね?


in 駅 Time 朝10時

「おはよ★待った?」アタシは先に来ていた真理奈に手を振った。

「ううん、さっき来たところ。まだ泉とか来てないんだ。」

「そうなんだ、男子と遊ぶの圭以外だから緊張するかも・・・。」

「圭くんとしかないの?!それだから恋できないんだよッ!」

う、真理奈め、痛いとこついてきて・・・。

「しょ、しょうがないじゃん!圭しか仲良くしたことないんだもん!」アタシは頬をふくらませながら真理奈に言う。

「まあ、どーせそんなことだと思ったよ。だから今日・・・。」真理奈が言いかけたとたん・・・。

「おっす、早いね女の子は・・・。」岡崎と秋元くんがやってきた。

「あ、おはよう。泉たち一緒に来たんだね。」真理奈はすぐに秋元くんに寄り添う。

「あ、行く途中に会ったんだ。てゆうか真理奈はかわいいな!」秋元くんは以外と恥ずかしいセリフをよく人前で言う。
アタシはその言葉を聞いて、顔を赤くした。

そういうの、聞くと、こっちが恥ずかしくてたまらなくなる。
ドラマのキスとか告白もそんな感じ。
アタシも誰かに言われたらどんな感じなんだろう・・・?

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